KICCプロジェクト地域資源を活用し、医療福祉産業の活性化を進めます。

KICCプロジェクト推進協議会

HOME > KICC構想とは > 周辺状況・背景

KICC構想とは

周辺状況・背景

地域の工業発展

1864年徳川幕府は千川用水と隅田川の舟運を利用できた現在の北区滝野川に反射炉を建造しました。 1870年には鹿島万平がその滝野川反射炉跡地に、千川用水を利用する鹿島紡績を建設し、1873年には、その下流(現在の王子駅付近)に渋沢栄一が抄紙会社(日本製紙株式会社 の前身)を設立しました。さらに1876年には、抄紙会社の東側に紙幣抄紙局王子工場(現在の大蔵省印刷局)も建設されました。また、石神井川上流の加賀藩下屋敷(板橋区内)では幕末に水車動力を利用した大砲製造所が設置され、明治以後には陸軍の火薬製造所が建設されるなど、この城北地域は、わが国近代工業の発展を 先導してきたと言っても過言ではありません。

戦後の北・板橋地域は精密機器の集積で特徴づけられます。造兵廠の下請けで軍に納めた双眼鏡用レンズ研磨から職人が育ち、全国双眼鏡の7割を志村台地で製造していた時期もありました。

また、都心の大学、研究所、病院、薬問屋と密接な関係を保てたことも医療品、医療機器、理化学機器、測定機器等の集積を促しています。

さらに、情報中心に近いため、出版・印刷関連事業が急速な発展をとげ、現在も、日本で有数の都市型工業の集積地となっています。

産業の現状

北区

印刷、化学薬品など知識集約型の工業集積地で、情報通信・医療・福祉などの研究開発・試験機器製作・科学模型製造などを手掛ける事業所が活発に活動を続けています。最近では、工場を研究所や本社機能として再編する動きも活発になっています。

板橋区

製造業の事業所数・従業者数・製造品出荷額は23区の中でも上位に位置し、特に光学機器、精密機器、化学、印刷の分野で23区のトップランクに位置しています。新製品開発や新技術を開発するための多様な基盤技術集積を有するため、既存の生産施設を開発拠点として機能強化する動きも活発になっています。

城北地域の位置城北地域の位置

地域の課題等

日本の高齢者人口の増加は著しく、21世紀半ばには概ね3人に1人が65歳以上になると予想され、この高齢化率が諸外国に例を見ない速さで進行しています。

北・板橋両区も高齢化の進展は急速で、従来の高齢者福祉施策にとらわれないアプローチが強く求められています。一方、北区・板橋区には大学病院や健康長寿医療センター、障害者スポーツセンター等の医療福祉機関も多く、医療福祉分野の商品・サービスを開発し、地域に密着して実践し、工夫を重ねていくための優位な条件を備えています。

KICCは、このような、城北地域の際立った医療福祉分野の地域資源を有効に活用して、新たな医療福祉機器開発とサービスのモデル地域を実現していくことを目標に掲げています。